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平成14年4月25日

■さばえ元気企業紹介■
シリーズ第38回
(株)北陸濾化
丸山町2 TEL 0778-51-7155
代表取締役 森家 英幸氏
あふれろ活力(ちから)
代表取締役 森家 英幸 氏 「人と自然にやさしい環境づくり」を理念に、平成元年5月に創業した新しい会社です。 創業当時は、公害防止機器の設計・製作および管理が主でしたが、排水処理設備の販売納入台数が増えるに従い、排水処理用に使用する適切な工業薬品の要望が多くなってきたことから、平成5年に工業薬品の製造業の許可を取得。ほかに金属の切削・プレス・溶接等の加工時に生じた酸化スケールを取り除く金属表面処理剤を、平成6年に製造を開始し、現在「ホロクリン」という名称で国内外のチタン金属およびステンレス加工を中心とした多くの企業の方々に採用、使用いただいています。
商品の独自性への追求
 当初4種類だった薬品の製造も現在では20種類以上まで増え、販売先も従来、中部地区の製造者がメインだったのが、国内はもとより韓国・中国の製造メーカーからも信頼され“ホロクリン”ブランドは高い評価をいただいています。そして、従来の成長する企業の条件が、総合性だったものから専門・特化性へと移り変わる中、商品の独自性の追求こだわりこそが、新たなフロンティアを切り開くカギとなると確信し、新事業創出および業種転換事業の一環として、新たな商品「ホロクリンMR」を開発。今年4月より市場に投入し、国内の歯科技工所および生体機能部品等の製造を行っている事業所ならびに装飾(時計・眼鏡・アクセサリー)産業向けに販売を行っています。
ホロクリン
ホロクリンを使ってのテスト装置 異業種交流や企業固有の連携を図る
 この商品の特徴は、チタン金属用の鏡面処理仕上げのできる点があげられ、平成10年に歯科技工産業界より開発依頼があり、3年の歳月を費やしようやく完成した商品で、従来の処理方法では困難とされていたチタン金属の鏡面仕上げが可能となることで、複雑な形状の製品でも、細部にわたる光沢出しができ、品質・性能がアップするとともに、通常の工程も大幅に短縮されます。 森家社長は、「鯖江には、世界屈指の高い加工技術力を持った企業が数多くあり、今後、企業固有の技術を出し合い連携を保つことで新しい時代に即した商品をいち早く市場に投入でき、更なる発展が期待できると思っています。私共の会社は独自性のある商品を作り提供することで地場産業の発展に貢献していきたい。」と力強く語っていただきました。会社内にはホロクリンを使ってのテスト装置も設けられているそうです。気軽に相談されてみてはいかがですか。
(広報「さばえ」2002年5月号より


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株式会社 北陸濾化(ほくりくろか)
〒916-0019 福井県鯖江市丸山町2-4-7
Tel. 0778-51-7155  Fax. 0778-51-7440
Copyright (c) HOKURIKU ROKA CO., LTD  http://www.horokurin.co.jp/